建築防水とは
建築物における防水とは、降雨水や生活用水などを遮断し、漏水を防ぐことを目的としている。
建物外部の水が室内に侵入するには、「水が存在すること」「水が通過する隙間があること」「水を移動させる力が働くこと」の3つの条件があり、
いずれか1つを除くことにより、水の侵入を防ぐことが出来る。
防水工事ではこのうち隙間・移動力を防ぐ。形状により大きく分けて、面状のメンブレン防水と線状のシーリング防水とに分けられる。
鉄筋コンクリートの建物はとても頑丈そうに見えますが、何らかの要因でコンクリートにひびが入ることがあります。
そのひび割れから雨水が浸入すると、腐食を招き、建物が急速に傷んでしまうことにつながります。
また、建物は時間の経過とともに劣化するものです。
メンテナンスを怠ると劣化がさらに進み、やがては取り返しのつかない状態に陥る恐れがあります。
建築用防水を行うことで、雨水や生活用水から建物を遮断し、漏水を防ぎ、建物を長生きさせることができます。
快適な住み心地を守り、資産価値を維持・向上させるためには、建物に雨水を浸入させないことが必要なのです。
連続繊維シートとは
コンクリート構造物のFRP補強
「連続繊維シート補強工法」は連続繊維の持つ優れた特性と高性能エポキシ樹脂を組み合わせる事により、優れた補強効果を発揮するコンクリート構造物の補強工法です。
炭素繊維やアラミド繊維などの連続繊維シートをエポキシで含浸・積層することで、鋼板補強と同等以上の補強効果を発揮します。
従来工法では得られなかった幅広い適用性および施工性、経済性を実現した画期的な補強工法です。